タオパイパイのぶらぶら日記

33の既婚女なのに、いまだにぶらぶらしている奴の雑記

イタリア旅行1日目・2日目(飛行機→ミラノ)

数年前、専業主婦をしていたときには、文章を書くのが好きだったんだけど、仕事に追われて書く機会から遠ざかっていたので、旅行のついでに日記を書いてみる。

1日目

今日は仕事を終えてから、急いで羽田空港に向かった。遅い夏休みをとって、11日間のイタリア旅行だ。
エアチャイナを乗り継いで、羽田→北京→ミラノへと向かう。

エアチャイナには若干の不安を感じていたんだけれど、そして、北京空港での乗り継ぎで検索すると不安な感じの記事がわんさか出てきて大丈夫かよ、と思っていたんだけれど、思いのほかスムーズに乗り継ぎもでき、そして北京→ミラノ間の飛行機はグレードも高くて素敵だった。
空港も近代的なデザインで、チャイナパワーをひしひしと感じた。今度、北京にも旅行に行ってみたい、と思わせるくらいのパワーがあった。

2日目

この日は北京からミラノまで11時間の機内旅から始まる。いくら機体が最新で素晴らしいとはいっても、エコノミーはエコノミー。寝にくいながらも、ドリエルを飲んで必死に寝る。3人席で隣がいないのはラッキーだった。

 

ミラノについたのは朝5時。ここから急いで街へ行っても、何にも営業していないのでゆっくり活動開始。入国前のトイレですっぴんに眉毛を書き、パウダーを塗り、歯磨きをし、トイレを済ませて出た時には、中国からの団体客にも先をいかれ、意外と待つ羽目になってしまった。


入国審査の列でもひたすらしゃべり続ける中国人達ではあったが、ミラノに来るだけあって品がよく、若い女性は着ているものもオシャレ。確実に私よりオシャレ。時代は変わったものだ、と思う。もう着ている服では国籍の見分けが付かない。団体か、団体でないか、だけだ。

 

さて、その後入国審査は無事終わったが、両替のお店が開いていない。朝6時過ぎには開くとのことで、それを待ち、両替。両替にはパスポート提示やらサインやら、煩雑な手続きを必要とするようで、それをテラーのお姉さんがThis is Italia.と言っていたのが印象的だった。笑うしかない。

 

さて、その後は空港からミラノの街まで列車で向かう。券売機にクレジットカードの挿入口があり、何度もピンコードを入力したのだけど使えなくて、あぁThis is Italia.


それにしても街まで13ユーロってけっこうするな、と思ったら、利用するマルペンサ空港とミラノの街までは1時間くらいとかなり距離があった。ヨーロッパにしては珍しい距離だけど、第二の空港とかなのかしら?などと思う。(が、そんなに興味がないので調べない。)

 

ミラノ中央駅の近くに取ったホテルで荷物を預かってもらい、ホテルを出発したのは朝9時頃。中央駅のそばにあるこじゃれたカフェでクロワッサンとカプチーノをいただく。クロワッサンはさすがにうまい。しかもこれで1ユーロちょっと。拍手である。

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とりあえず向かうはスフォルツァ城。f:id:taopaipaim:20181111231422j:image

ここにはミケランジェロ晩年のピエタがある。バチカンにあるピエタと比較されて紹介される、あれだ。

ででん。

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斜め前と後からライティングされたピエタ現代アートみたいでもあり、ミケランジェロが作っていなかったらとっくに産業廃棄物として土の中に埋まっているであろう感もあり、でもこれがミケランジェロの作品だから何らかの意図があるはずだ!みたいな解釈も成り立つ、という何とも不思議な作品。
確かに母の悲しさ、みたいなのは伝わってくる。あんな感じだよね、子を亡くした親の気持ちって。子供いないけど…

 

その後は、最後の晩餐を鑑賞。公式サイトからはすでに予約が取れなかったので、ベルトラ経由で予約を取ったもの。でも、ベルトラのやってることって転売ヤーと何が違うんでしょうかね。キミ達がこういうことしなければ正規の値段で取れるのでは的な、もやっとした何かはある。…まぁいいや。

 

最後の晩餐は、15分毎、20名ずつしか入れない時間制。でも、まじで最後の晩餐しかないので、時間はたっぷりともいえる。

で、見た感想は… まぁ、最後の晩餐ですよね、そうですよね、という感じ。


今まで色々な絵画を見て、やっぱり生で見ると違う、と心をときめかせてきたもんだけど、(一番感動したのはボッティチェリの春とヴィーナスの誕生だったな、そういえば。)最後の晩餐はびっくりするぐらい心が動かなかった。なぜでしょう。

 

フライト疲れで眠かったからかもしれないし、もうひとつの原因は写真を撮って怒られたことかもしれない。フライト前に上司と飲みに行った際、「俺もこの前イタリア行ったんだ~」と言って見せてもらった最後の晩餐の写真を見て、てっきり写真OKと勘違いして、日本の痴漢防止対策でパシャパシャ音の出るiPhoneで撮りまくっていたら、監視員のおばさんにめちゃオコされた。そりゃあおばさんもオコである。私は騙した上司と日本の痴漢達にオコである。(でも写真は撮れてしまった。)

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その後は、スフォルツァ城からCordusio駅まで続くショッピング街でうろうろし、明日以降のショッピングの目星をつけ、ホテルへ帰還。眠かったので、夕方四時には就寝し、翌朝早朝まで起きないのであった。

 

そう、ここで旅の目的を一応確認しておくが、この旅行の楽しみの半分は買い物なのである。

 

数年前にロンドンに住んでいたときには自分は主婦で、自分の稼ぎがないのでできなかった、自分のお金で好きなものを買う、というのをヨーロッパでしてみたかったのだ。
あの時は「主婦は過剰にものを欲してはいけない」みたいな感情がどこか奥底にあって、どんな可愛いものを見てもカメラで撮るだけで(そう、痴漢防止対策済みのiPhoneでね。←iPhoneのCM風に読んでくださいよ)、欲しいという気持ちさえ湧き上がってこなかったのだった。

 

でも、その反動と、イギリスでは欲しいものが元々手に入りにくかったということもあり、日本に帰国後はそれらの反動により、買い物中毒とは言わないまでも、毎月お洋服や化粧品やなんやかんやと消費を楽しんでいる。そんな今なら、私はヨーロッパで何が欲しいんだろうか?????と、自分にも興味があったし、今ならヨーロッパで買い物を楽しめるはず!!!という期待もあって、一番好きだったイタリアに来たのだった。

 

旅の目的のあと半分は後述する。とりあえず今日の日記は終わりである。