タオパイパイのぶらぶら日記

33の既婚女なのに、いまだにぶらぶらしている奴の雑記

イタリア旅行記4日目(ローマは雨だった~♪)

この日は朝7時過ぎ発車の列車・イタロで、ミラノからローマに向かう。イタロは、日本でいう新幹線みたいなもので、日本からチャチャっとウェブで予約もとれる。

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ローマについたのは10時半過ぎ。

イタロに乗ったのは初めてだったけど、特に問題はなかった。 スーツケースの盗難が不安だったけど、コインを入れれば鍵がかけられる機能が付いていて、おいおいイタリアも進歩してるじゃないか、と思うなど。

 

それにしても、イギリスから離れてしばらく経って忘れていたけれど、こちらの女性たちはみんな普段着はパンツなのだった。 周りを見渡しても、スカートの女性がほとんどおらず、柄物の鮮やかなフリフリスカートを履いていた平たい顔族の私はたいそう浮いた。

イギリスだと、アフリカ系の民族衣装の人がいたり、ブルカで目しか見えない女性とかがいて、フリフリスカート程度では浮かないのだが、 ミラノにはあまり異民族がいないようで、見かける女性たちはみな、デニムか黒いパンツを履いていた。 ミラノにはデニムと黒パンしか売っていないのか、と思われるほどで、制服みたいでちょっと違和感を覚えた。

彼女たちは、何でもない日をサラダ記念日にしてしまうように、何でもない日でもカラフルなものを身にまとって、気分を上げたりしたくならないのだろうか。

しかも、ミラノ滞在が土日だったためか、みんな男女ペアで歩いていて、ひとりで歩いている人がほとんどいなかった。 私は休日でもひとりで新宿に出かけて、好きなように試着をして化粧品を試して、自由にお買い物をするような日も必要なんだけれど、ミラノの人はそんな時間はいらないのかしら。 ミラノも意外と自由ではないのかもしれない、などと考える。知らんけど。

 

 

さて。 ローマだ。

 

テルミニ駅(他の都市とを結ぶターミナル駅)のそばに取ったホテルに荷物を預けて、ローマの街へ出かける。

 

雨が降ったり止んだりのお天気だったので、少し心配だったけれどフォロロマーノへ。

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色々見て回ったのだけれど、ほぼほぼオーディオガイドでしかその中身を見て取れるものはなく、石の塊だったのであまり面白くない。これが千葉県か岐阜県の山奥に転がっていたら、ただの産業廃棄物かもしれない。

…ということで、カモメを撮ってみたり。

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2つの丘をつなげた土地がフォロ・ロマーノなのだから当たり前なのだが、土地のアップダウンが激しく、道は大きさの違う石でできた石畳のため水はけも悪い。昔の人の苦労が偲ばれる。雨も降ったりやんだりを繰り返し、どんどん強くなってきた。

…1時間ほど見て回ったが、疲労困憊にて退散。…観光どころではなかった。でももし晴れていても、そんなに面白いものでもないだろう、とも確信している。フォロロマーノだけを見て、古代ローマなんて面白くねぇ、と感じる人がいたらめちゃ残念。 ぜひポンペイに行ってくれ。(ポンペイはこの旅行の後半で訪れる。)

 

その後はスペイン広場からポポロ広場に向かって土砂降りの中、ショッピング。

 

「値段以外のことが気になるなら買うべきではないが、値段だけが気になっているなら買ったほうがいい」という誰かの格言めいた言葉が脳内で思い出されたせいなのかどうなのかは知らないが、MAX&Coでスカートを買ってしまった。アメリカブランドかと思っていたら、イタリアブランドらしい。じゃあお土産ってことで、まぁいいか、と罪悪感を無理やり消す。

 

サンタマリアデルポポロ教会にたどり着き、カラバッジョの聖パオロの改宗と聖ピエトロの逆さ磔を鑑賞。

 この両脇にあるのが2枚のその絵。f:id:taopaipaim:20181112224142j:image

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2ユーロ入れるとカラバッジョの絵画が光るという「カラバッジョ ライティング」という仕掛けがあり、そのガメつさに失笑。その笑みを見ていたイタリア人と、ダチョウ倶楽部のどうぞどうぞをするなどして楽しむ。

 

それにしても今日は疲れた。テルミニ駅のコープで適当に食事を買い、食べて就寝した。