イタリア旅行記5日目(ローマ)
イタリア旅行5日目。ローマは2日目。
この日はテルミニ駅(ローマの中央駅的なもの)周辺の国立博物館からスタート。 モザイク画がたくさんある博物館で、モザイク好きの私は歓喜。
以下、モザイクたくさん。
どれも古代ローマ時代のものだと思う。なんで私はこんなにモザイクが好きなんだろう、見ているだけでニマニマする。
それから、これはモザイクとはちょっと違うけど、共和制時代に東方から伝わった技術で、大理石の破片で絵を描いたもの。sectile mosaicっていうらしい。
これもいいねぇ…
ちなみに、この博物館の一番の目玉はリヴィア家のフレスコ画。アウグストゥス帝の妃のリヴィアの家から出てきたんだと。
状態良く残ってますね~。でも、これが特別高級だったというよりは、流行ってたんでしょうね。ポンペイでも似たような壁紙の破片が残ってるんで。
さてさて。
次は、国立ヴィッラ・ジュリア・エトルスコ博物館へ。 ローマ人がイタリアを支配する前にイタリアに長く住んでいたエトルリア人に関する博物館。
目玉になってる夫婦の寝棺のインパクトはすごくって、目が合うとどうにかなってしまいそうな緊張が走る像だった。
当時のエトルリア人の靴、今と変わらなくてすごい…
その他はツボなどの展示が多く、エトルリア人もギリシアから影響を受けていたことが見て取れる内容となっていた。
ネックレスも精巧なつくりで驚き~(IKKO風)
その後はランチにアランチーノを食べて、それから、地下鉄に乗ってオッタヴィアーノ駅で下車。リソルジメント広場から続くクレシェンツィオ通りがショッピング街となっているので、 そこを歩きながらサンタンジェロ城方面へ向かう。
コインエクセルシオールというデパートにも立ち寄る。(ここよりはラ・リナシェンテのほうが品揃えが充実している感あり。その後ローマのラ・リナシェンテにも行ったけど、ミラノのリナシェンテが一番だったなぁ…)
サンタンジェロ城が近づいてきた、道すがら。ローマによく生えている木。イタリアカサマツ。すっごい高くて、上のほうだけに葉っぱがあって、下のほうには枝もない不思議な木。
サンタンジェロ城に到着し、上まで登ったところでドバイのホテルで働くアリという男にナンパされる。一瞬ドバイ!?金持ち!?などと思ったが、そういえば、ドバイで民間で働いているのはみんな出稼ぎ労働者だったっけ…などと思い直し、冷静を取り戻す。(いやおまえ既婚者…)
それでも英語の練習にまぁいいか、と思って少し話してしまったのが運の尽き、どこまでもちょろちょろと後を付けてこられることとなり、巻くのに必死となる。
この写真を撮っている間もずっと、アリが横で「コーヒー飲もうよ」などと誘ってきているのだが、まぁ、それにしてもサンタンジェロ城の上からの眺めは素晴らしかった。テヴェレ川とバチカンがよく見える。
その後はナヴォーナ広場、サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会でカラバッジョ、 パンテオン、ドーリア・パンフィーリ美術館とめぐり、最後にラ・リナシェンテでピザを食べ、ジェラートも食べ、終了。
以下、写真。
サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会でカラバッジョ鑑賞。聖マタイ3シリーズ。
聖マタイの召し出しがさぁ、素晴らしかったのよ…
この上下の2枚は、横から見ることが前提の構図になってることにも関心したよ…
2度目だけど、はっと驚く大きさのパンテオン。
ドーリア・パンフィーリ美術館のインノケンティウス10世の肖像。この貴族の家から出た教皇で、このベラスケスの絵をモチーフに、のちにフランシスベーコンが絵を描いたりした、あの絵。わお。
ティッツァーノのマグダラのマリア、2枚。乳出てるのと出てないの。あんまりうまくないから公房作っぽいんだけどどうなんでしょうね。
カラヴァッジョの3枚。真ん中は若い頃のもので、明るい絵がカラヴァッジョらしからぬやつ。
トレビの泉は2度目に見たら、そんなんでもなかった。
スリが出そうに思えて、そうそうに退散。